タミヤのデカールピンセットをベースにしています。
タミヤのデカールピンセットの特徴は、先端の幅が広いことです。切手用のピンセットみたいですね。デカールというのは、ステッカー(シール、ラベル)のことですね。余談ですが、水でノリを解いて貼るものだけをデカールと呼んでいるわけではないようですね。日本のプラモデル界隈ではそうなっていますが。タミヤでは「スライドマーク」と呼んでいると思います。必要なマークの部分を切り抜き、水につけます。ノリが溶けたタイミングで台紙ごと模型に載のせ、台紙からマークをずらして(スライドさせて)貼るので、そう呼ばれています。
もうひとつ大きな特徴は、薄いということです。先端が薄いので、せまいところにも入っていきやすいです。
中央部分が厚くなっています。そして手元はまた薄くなっていますね。このおかげで、しっかりつかめるのに、にぎりは柔らかくなっています(力がいらない)
しかしどんな物にも良し悪しはあります。重いのです。比較してみましょう。
時計用のピンセット。
チタン製。
では、重いと何がいけないのか?
落としたとき危ないのです!
特にこのピンセットは表面仕上げが良いぶんすべりやすい。
ということで、滑り止めを施すことにしました。
抗菌効果があるイタリアモンフェリニ社の革(エリート)を貼りました。
革を貼る部分をわざと荒らします。こうすることで、接着剤の効きがよくなります。
革を貼らないところも、模様を彫って滑り止め効果を狙っています。
角はなめらかに磨きます。
革にエアロベースマークを刻印します。
脱脂後、瞬間接着材をつけ、
不要な部分を切り落とします。
こういう刃物ブースを作っています。
片刃カミソリです。「0.15」「0.25」と書かれた木製台にはマグネットを仕込んでいます。なにせカミソリは切れすぎて危ないので、使うたびにこのブース(マグネット)に戻します。
残りの不要部をカミソリで切り落とします。
ピンセットの在庫は残り4本です。青、グレー、茶からお好きな色をお選びいただけます。革貼りなど追加加工をしていますが、価格はタミヤ製と同じにしました。ぜひ、エアロベースに最適なピンセットで作ってみてください。