1976年に浮揚したポール・マクレディの人力飛行機1号機。
エアロベース H001 モハベ76を作ってみましょう。
地味な機体ですが、たった6点のパーツの組み合わせ(接着剤不要)で、パズル的要素が強いキットです。
こちらは実機画像です。
(Copyright Don Monroe, used with permission)
ふわっと浮いた程度の飛行だったようですが、
人力飛行機として適当な翼長などを導き出した重要な実験でした。
主翼は上面だけ透明なフィルム(ポリエステル?)で覆われていますね。
この後の機体は下面まで覆われているのが一般的です。
骨組みが特徴のエアロベース製品の中でも、立体的な部分がほとんどない機体で、
しかも接着剤不要という条件で、設計にはけっこうトライ&エラーの繰り返しでした。
できたのはこちら。
SUS430というステンレス製エッチングパーツで、
マグネットがつきます。
パーツの厚みは0.2mm。(マイクロウィングシリーズ等は0.3mm)
硬いステンレスでも、ふつうのカッターナイフでプチっと押し切れます。
翼リブを立てるだけで3D翼が完成。
こちらもひねるだけ。
一体型の張線。
4本のツメを互い違いの向きに折ります。
機体前方にマグネットがついています。
くっつく素材なのに、アラルダイトというエポキシ系接着剤でひとつひとつ貼り付けています(当社で)
そうしないと、
直径2mm、厚さ1mmですから、失くしますよね。
水平翼の真ん中にリブをひねります。
マグネットでプチっとつけます。
上下に動きますよ。
主翼と胴体の組み立て。ほとんど知恵の輪ですね。
この部分の工夫は、タネあかししないでおきましょう。
プロペラをつけます。
息をかけると・・・。
プロペラが回転します。
ネームプレート。スタンドを兼ねます。
アームの先端にもマグネットがついています。
板マグネット(両面テープ付)も付属します。
スタンドの裏に貼り付けます。
卓上モビールの出来上がり!
板マグネットが重しになって安定します。
そして、
こうやって、マグネットがつく金属板に吊るします。
(ブックスタンドや冷蔵庫に。あ、冷蔵庫のドアはそっと閉めてくださいね)
スタンドにつく部分には糸を通す穴が開いています。
飛行機模型らしく吊るして楽しめます。
が、金属模型を目の高さに吊るしてしまうと危ないですね。
ペーパークラフトなら、OKですが。
ご注意ください。