1910年12月19日、代々木練兵場において、日本初の動力飛行が成功しました。
栄誉に輝いたのは、アンリ・ファルマン駆る徳川好敏でした。
同じく挑戦したのは日野熊蔵のハンス・グラーデ。
両人は12月14日から挑戦を続けていたが、19日、先に飛んだのは日野のほうでした。
それはジャンプ程度であり、記録が計測されず、午後からエンジンの調子が回復し
快調に飛んだ徳川の記録となったのでした。
徳川好敏はその後も日本の航空界に君臨し、対する日野熊蔵は軍部から左遷されました。
トップ画像は、私がこの2機を模型化するきっかけになった本です。
読み比べてみると面白い。どちらの人物も魅力的です。
まずはアンリ・ファルマンの取材から始めました。
入間基地に実機があるのです!
ハンス・グラーデは、ドイツ博物館等に協力要請しましたが、
当時の図面は残っていないとのこと。
そこで、復元機が展示されている、岐阜かかみがはら航空宇宙に向かいました。
こちらのミュージアムショップでは当社製品を販売しているので、
挨拶と展示品の点検を兼ねて。
それにしても、
この復元機はどんな資料を使って作られたのでしょう?