大西洋横断の快挙
1927年5月20日、チャールズ・A・リンドバーグの小さな飛行機がニューヨーク郊外ルーズヴェルト飛行場を離陸。33時間以上かけて大西洋を無着陸横断し、パリ郊外のブールジェ空港に到着。いち郵便飛行士だった25歳の若者は一躍世界のヒーローになりました。この大飛行は航空史に残る快挙として、「翼よ、あれがパリの灯だ」といった自伝や映画で後世に語り継がれています。現在、本物のスピリット・オブ・セントルイスは、ワシントンDCのスミソニアン航空宇宙博物館に展示されています。
実機データ 翼幅14.02m 全長8.43m 最高速度208km/h
金属の折り紙
「金属の折り紙」をコンセプトに始まったマイクロウィングシリーズの第2作目です。真鍮エッチングパーツを折り曲げ、はめ込んでいきます。ワクにつながった翼リブを90度ひねるだけで立体的な主翼が完成。軽く曲げられ、しっかり仕上がる真鍮の感覚をお楽しみください。
超精密なのに簡単に作れるセントルイス号
順を追って作っていきましょう。
翼幅 約9センチ。はめ込み、折り曲げを繰り返すだけで出来上がります。
パッケージ。
メインのパーツは真鍮エッチングです。真鍮板を液体で溶かして生産されます。折り曲げるところは一段へこんでいるので、必ず希望の位置で曲がるようになっています。やわらかい真鍮を利用して、曲げ戻しも数回可能です。
切り取りはカッターナイフを使います。刃の厚いニッパーやエッチング用ハサミは使用できません。パッケージに入っている厚紙をカッティングマットとして使えます。
パーツは細い線でワクにつながっています。丸い印の近くに切り取り線があります。なるべくパーツ側に線を残さないよう、ナイフをあてがってください。うまく当たれば、プチっと軽い力で切り取れます。
日本語と英語で書かれたインスト。組み込み方がわからないときは、次の図も見ましょう。取り付けるとこうなるのかとわかれば、理解しやすくなりますね。
それぞれのパーツを立体的に組み上げたところ。接着剤は使いません。
この1枚のパーツを折り曲げていくと、
操縦席が出来上がります。パイロットフィギュアを乗せて、左右の胴体ワクを折り曲げます。
翼を支える2番目のケタを胴体のミゾにはめ込むと、
パイロットの正面に計器盤が再現されます!
プロペラは洋白(ニッケル合金)エッチングパーツ。先端のスピナーはホワイトメタルとの一体成型です。
プロペラを少しひねっておきます。息をかけると、プロペラが回転します!
パイロットは右側から乗り込むんですね。さあ、ドアを閉めて、出発!
ほんとにできるのかな?
できます!
ワークショップではこれまで8,000人以上のみなさんといっしょにスピリット・オブ・セントルイスを作っています。ゆっくり、説明図をよく見ながら楽しんでやってみてください。スペアパーツもご用意しますよ。
ネームプレートを油性サインペンで塗りつぶし、
サンドペーパー(紙やすり)でこすると、
高級感あるネームプレートの出来上がり。
キットに入っているアンケートハガキを当社あて郵送していただくと、ご覧の展示台をプレゼントします!
パッケージの台紙(裏)にはリンドバーグの写真。背景のように立てて飾れます。
上の画像の完成品には、別売りオプションの「デカールセット for セントルイス号」(B002M)を貼っています。
ライト1903フライヤーとセットで並べて、スミソニアン航空宇宙博物館を再現!