明治時代に浮揚した日本初のグライダー。フランス士官ルプリウールが操縦しました。製作にあたって協力したのは、当時、航空研究の第一人者だった田中舘愛橘博士でした。
田中舘愛橘博士の生まれ故郷、岩手県二戸市にある二戸市シビックセンター。
ここの3階に、田中舘愛橘記念科学館はあります。
明治42年(1909)に上野不忍池で自動車に曳かれて浮上したグライダー。1909年というと、ブレリオがドーバー海峡を横断した頃です。ヨーロッパとの歴然とした差を感じますが、ルプリウールのグライダーの翌年、徳川好敏による日本初の動力飛行(輸入したアンリ・ファルマン機で)が成功し、その後の国産機による飛行へと続いていきます。