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五重塔の心柱、量産に成功しました

量産に際して、最後の課題、心柱の上部の加工が解決しました。

法隆寺五重塔には、塔の中心に「心柱」が設置されています。
地面から建物てっぺんまでは八角形の断面、
その上は円錐の柱となっています。ここには相輪と呼ばれる飾り輪がつきます。

いったい、この輪の取付はどういう仕組みになっているのか?

円錐の心柱に、管と輪が順に差し込まれているのですね。
9本の管の内径は、円錐に合わせて1.0~2.8mm。
心柱の生産には、それだけの精度が求められます。
これを量産してもらえる加工業者は見つかりませんでした。

近い製品は帆船模型ということになりますが、関連メーカーにたずねると、
ジグ(型)を手作りして削っていた職人が引退してしまったということでした。

というわけで、「職人」でもある私が自分で量産することにしました!

 

動画にまとめました。ぜひご覧ください。

当社製品の対象年齢は15歳以上です。お子様が作るときは、必ず保護者がつきそい、パーツの尖り、パーツの入った袋をかぶらないこと、工具の扱いと保管に注意を払ってください。当社製品の素材は主に真鍮、銅、ステンレス、ホワイトメタル、マグネット、ヒノキです。アレルギーのある方はご注意ください。

すべてのエアロベース製品はモデルキットデザイナー岩見慎一が設計し、国内の委託工場で生産しています。