1/100 法隆寺五重塔の最終的な試作品が仕上がりました。
問題の箇所「垂木」を再設計しました。全1,500個のパーツのうち、600個はこの垂木と呼ばれる屋根の下地材です。五重の各層の最後に100本余り取り付けますが、さほど苦になりません。この画像は改良版です。部材のほぼ全周をレーザーカットしています。コストアップしてでもそうしたのは、パーツを切り離して用意するのがたいへんな手間だったからです。ほとんど切り出された状態。カッターナイフでプチっとやれば切れ出せます。そして切り跡は磨かなくても、隠れてしまうところにつけています。この工夫でどれだけ楽しく作れるようになったか、これから実際に組み立て検証します。
下方にあるのは、五重の「化粧垂木」。最上段の五重には垂木が二段がまえについていまして、最後に取り付けるこの「化粧垂木」を1本ずつ取り付けるのは修行みたいな作業でした。ですので垂木を一体化しました。こちらも検証していきます。